スコットランドの北西部に位置するアウター・ヘブリディーズ諸島。
その中で最も北に位置するルイス島とハリス島、またウィスト島、
バラ島と その周囲の諸島のみが、ハリスツイードを生産できると定められている
希少なツィード生地、それがハリスツィードです。
すべての島の地名は、ゲール語と英語が併記され、 スコットランドのケルト文化が
今なお色濃く残る土地です。純粋な未脱脂のウールを原料とし、
染色、紡績、織り上げまで、 すべての工程をこの島の中で行わなければなりません。
この条件を満たしたものだけが、 最終的に登録商標である検印スタンプが押されて、 ハリスツィードとして出荷されるのです。
ハリスツイードの生地は、さまざまな色の糸を混ぜ合わせ、撚りがかけられ、一つの毛糸となっています。どの色をどのくらい混ぜたらどんな毛糸になり、その結果どんなパターンの生地が織り上がるのか、それはこの地で生まれ、この島このミルで一生を費やしてきた記憶と経験があってこそ生み出せる デザイナー達の感性の色だそうです。
オックスフォードタイムが紹介するハリスツィードは、
Green Grove Weavers 社が特別に制作したネクタイです。
島が織りなす自然の色合いを表現した美しいツィード生地を堪能していただけることでしょう。